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シアターダンスにはバレエとジャズの両方のテクニックが必要|「腰で立つってどういう事?」

バレエを始めた初心者さんなら、一度は先生にこう言われたことがあるはずです。


「足で立たない。腰で立つ」


言われたとき、つい「え、立つなら足でしょ?」と思ってしまいますが、これは単純な話ではありません。


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足だけでなく体全体で立つことの大切さ



バレエは足をたくさん使うイメージがあります。

でも実際は、足は腰から全身につながっている“チームプレーの末っ子”のようなもの。

足だけ頑張らせると、すぐ不機嫌になってしまいます。


体の一部だけに頼ると筋肉が過剰についたり、怪我の原因にもなります。

だから先生は、腰が落ちていると基本に戻るレッスンを丁寧にしてくださいます。





シアターダンスにも共通するポイント



これはバレエだけでなく、シアターダンスにも当てはまります。


  • シアターダンスにはバレエとジャズの両方のテクニックが必要

  • ミュージカルダンスやテーマパークダンスも、実はすべてシアターダンス



体全体を使う意識は、初心者でも早いうちから身につけておくと上達が早くなります。





初心者から中級への成長



去年、初心者として名古屋の教室に入った生徒さんがいました。

最初は順番を追うのが精一杯で、音楽の中で“踊るスペース”なんてほとんどありませんでした。


でも一年後、初級を越え、中級に手を伸ばすまでに成長しています。


中級レベルになると、ひとつひとつの動きを意図して選ぶことが必要です。

レッスンでの反応もさまざま:


  • 言った瞬間に「なるほど!」と理解する人

  • ゆっくりかみ砕くと「あ〜そういうことか」とわかる人

  • 何度言っても体が「え?なに?」と戸惑う人



その違いは才能ではなく、その人のペースや経験の積み重ねなのです。





「腰で立つ」を理解すると世界が変わる



「腰で立つ」という言葉は、聞くほど魔法のよう。

理解するまでには時間がかかりますが、分かった瞬間、世界が少し優しく見えます。


呼吸が楽になり、自然と姿勢も伸びて、足も拗ねなくなります。





小さな気づきの積み重ねがダンスの才能



ダンス初心者さんでも、容姿やセンスだけでなく、小さな気づきの積み重ねで成長できます。

昨日できなかったことが、今日ちょっと分かる。

その“ちょっと”がダンスの上達につながります。


生徒さんの表情を見ていると、こちらまで背筋が伸びます。

今日もまた、誰かが「分かった!」という瞬間を楽しみに、スタジオのドアを開けています。

 
 

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